片手間の熱意

ランニングと読書感想文

2019年まとめ

2018年暮、jogger卒業にあたり自分で100%練習メニューを組むのが初めてだった僕は「ダニエルズのランニングフォーミュラ」というベストセラーを購入しました。高校時代から参考書大好き人間だった僕ですが、なぜか陸上に関しては陸マガを何回か買ったことがあるという程度でした。長距離は理論よりメンタルだお!とか思ってたんでしょうかね。まじメンヘラ。

 


売れている本には大体いいことが書いてあるものです。大学時代を故障で棒に振った身&ゆとり世代の僕としましては、絶対に無理をさせないダニエルズ先生の姿勢に非常に感銘を受けました。そのあとリディアード本を買ってみたり、ネットでいろんな記事等を読んだりしましたが、基本的な組み方はダニエルズ先生を軸にしました。だって一番優しいからね。

 


実際は先生のトレーニング体系に自分の好みをふんだんに入れ込み、2018年12月jogger卒業後は下記のとおり①②③④の大きな期分けの下に⑴⑵⑶の期分けをしスケジュールを立てました。

 


①1-3月現役復帰(東京M)

②4-7月スピード強化(夏記録会)

③8-11月学生時代を超える(秋記録会)

④12月-マラソンへ一旦fix

 


⑴スピード(1000m×3レペetc)

⑵vo2max(1200m×4インターバルetc)

⑶調整(6.2km閾値走,16kmペーランetc)

 


ポイント練は週2、jog(10-12km)を週3-4というスタイルに落ち着きました。ポイント週2だと時間が確保しやすく、毎回フレッシュな状態で取り組めます。曜日も決めずやれる日かつやりたい日にやり、メニューも大まかな目的だけ守ってほぼその日の気分で決めました。そのおかげでポイント練の日は毎回やる気満々マンでした。

 


結果としては

①東京Mで2:40カット

②6月記録会で5000m15分台ギリギリ突入

③10月記録会で5000mPB(15:36,高3)に1秒及ばず

 


というとてもスリリングな展開でした。10月の記録会後は調子にのって膝を痛めてしまい2週間休養、ここから調子が落ちて11月はなかなかうまく走れませんでした。それでも5000mPBが諦められず、マラソン移行期として位置づけた12月を犠牲にして2回記録会に出ましたが無残に散りました。12年ぶりのPB更新は春の楽しみにとっておいて、今は2月のマラソンに向けて絶賛焦りながら距離踏み中です。

 


練習が充実してから成果が出るまで数ヶ月のタイムラグがある、ということを今年は強く感じました。本番を目標タイムで走るためには「目標タイムくらいで走れそうな練習ができた」ではなく「略)練習をある期間継続できた」が必要だと思います。ここで問題なのは、「練習はできているけど結果が出ない」という期間が生じることです。この期間は自分の取り組みが正しいのかどうか不安になる時期だと思います。実際僕も7月の記録会で16:30を叩き出したときは「ちょw」と思いました。追い討ちをかけるように他人から厳しい言葉をかけられる時もあります。「練習のための練習」「練習番長」などがその代表でしょう。しかしよく考えてください。練習でレースの100%の距離を目標レースペースで走ることはなく、練習は必ず本番の強度より低いものになるはずです。本番は練習以上の力を発揮する前提なのだから、相応の練習は何回も成功させないといけないんですね。何回も成功させる過程での不安や雑音は華麗にスルーするのが一番です。ここがスルーできないと不安や雑音ばかりなのに結果も出ないし楽しくないという何故走ってるか分からない状態に陥ります。2020年も、いやこれからも、「走る」という変態でクレイジーな趣味で楽しみながら継続できるようこのことは肝に命じておきたいと思います。

 


最後に、今年はTwitterのラン垢を作り多くの方と繋がり、何名かとは直接お会いして知り合うことができました。この一年楽しくほぼソロ活動でできたのは皆様に沢山の刺激をいただけたからだと思います。どうもありがとうございました。

 


それでは良いお年をお迎えください。